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外用薬についてHow to apply topical medicine

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外用薬の正しい塗り方

皮膚科で処方される塗り薬や、薬局で購入できる外用薬の正しい塗り方、使用量の目安を薬剤師がお伝えします。

正しい塗り方

医師や薬剤師の指示に従い、正しい量と塗布するタイミング、そして回数を守ることが大切です。
飲み薬を飲むときに1錠・2錠といった適切な量があるように、塗り薬を塗るときにも適切な量があります。
塗っても効かないとあきらめてしまうのではなく、、正しい塗り方、正しい量を確認し継続して使用しましょう。

しずおかクローバー薬局 外観
外用薬は、基礎化粧の前に塗ります
お薬を塗るタイミングは、洗顔後に、まず塗り薬を薄く塗り広げます。
そのあとに化粧水、乳液などのクリーム系のもの、という順番で塗りましょう。
こすらずに、やさしく塗りましょう
軟膏やクリームは塗り方によっても効果に差がでることがあります。
塗布する際は、こすらずにやさしく塗り広げることが大切です。
1FTU(フィンガーチップユニット)と呼ばれる量の計り方もあります。
副作用が現れたときは医師や薬剤師にすぐに相談しましょう
外用薬を使用していて肌がかぶれた、かゆくなったなどの副作用の症状が現れたら、
使用を中断し医師、薬剤師に相談しましょう。

軟膏・クリームの使用量の目安

外用薬は正しい量で使用することが大切です。不適切な使い方や、自己の判断で勝手に塗る量を変えたり、中止したりすると、
思わぬ症状の悪化を引き起こすことがあります。医師や薬剤師の指示に従って、適正な量・回数を守って塗りましょう。

軟膏・クリーム(チューブ)

チューブに入った塗り薬を成人の人差し指の先から第一関節の長さまで出した量を1FTU(フィンガーチップユニット)といい、量は約0.5gです。
※チューブの穴の大きさ(口径)で量が変わります。

軟膏・クリーム(ビン)

ビンタイプの軟膏・クリームでは、成人の人差し指の先から第一関節の長さまですくった量が薬0.5gになります。

ローション

ローションでは、1円玉くらいの量が薬0.5gになります。

1FTU(0.5g)で、成人の手のひらの面積約2枚分に塗ることができます。

1FTUでは塗布できる面積が少なく感じることがありますが、外用薬はたくさん塗れば効くというものではありませんので、こすらずに薄く広げるように塗布することで薬の効果が発揮されます。

部位別の使用量の目安

成人・小児によって必要な塗布量が異なります。
下記は部位別の使用量の目安です。

  顔・首 胸・腹 背中 片腕 片手 片脚 片足
成人の場合 2.5 FTU(1.25g) 7FTU(3.5g) 7 FTU(3.5g) 3 FTU(1.5g) 1 FTU(0.5g) 6 FTU(3g) 2 FTU(1g)
小児(3~6ヵ月) 1 FTU(0.5g) 1 FTU(0.5g) 1.5 FTU(0.75g) 1 FTU(0.5g) 1.5 FTU(0.75g)
小児(1~2歳) 1.5 FTU(0.75g) 2 FTU(1g) 3 FTU(1.5g) 1.5 FTU(0.75g) 2 FTU(1g)
小児(3~5歳) 1.5 FTU(0.75g) 3 FTU(1.5g) 3.5 FTU(1.75g) 2 FTU(1g) 3 FTU(1.5g)
小児(6~10歳) 2 FTU(1g) 3.5 FTU(1.75g) 5 FTU(2.5g) 2.5 FTU(1.25g) 4.5 FTU(2.25g)