薬剤師よりFrom a pharmacist
薬剤師よりFrom a pharmacist
しずおかクローバー薬局の薬剤師より、患者さんへお伝えしたい情報の掲載を行っています。
研修でのレポートやこれからの調剤薬局、薬剤師についてなど、薬剤をはじめとする様々な内容について触れています。
ミネアポリスで開催されたASHP学会発表及び講演への参加を通じて
海外の調剤や患者さんへのカウンセリング内容などを学んできました。
日本の薬局との違いについてご紹介します。
ASHP [American Society of Health-System Pharmacists ]とは、臨床薬剤業務の普及に大きく貢献している学会であり、現在、40,000 人を超える学会会員数を有しています。
1人で120-160枚/日 1日12時間程度勤務 ほぼ立ちっぱなし(薬局)
基本的な調剤はテクニシャンが行う。
患者さんにとって新しい薬を処方する時は、薬についての服用方法、副作用など説明。
慢性疾患に対して服用されている薬や病状を聞くなど、健康に関する全体像を把握 。
患者さんへのインタビューやカウンセリングを通じて病歴、服歴(処方箋、OTC、サプリメント全て)、アレルギーの確認などを行い、問題点があれば医師にフィードバック 個人個人に合った効率的な薬剤管理(総括的患者ケア)を行う。MTM業務を記録化する事で保険会社から薬局に報酬が支払われる。 重複薬剤削減など保険会社の負担も減らし、医療費削減に貢献。
地域で一番近い医療従事者:薬剤師 医者にかかれない時や、軽い風邪やアレルギーなどの場合は薬剤師への相談が多い。 その時に適切な薬を提案、場合によっては緊急外来を勧める。
アメリカ全体としてではなく、州別で薬剤師の業務や権限が決められている。
小児でも薬局でインフルエンザやMMRなどの予防接種ができる。帯状疱疹などの予防接種を行う場合も。 薬剤師が処方箋を書き、接種。
低所得者医療扶助として避妊具(バースコントロール)、緊急避妊薬(モーニングアフターピル)を薬剤師が処方。
薬の処方という従来の業務に加え、予防接種、総括的患者ケアといった地域住民の健康維持・増進・予防に直接携わる