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しずおかクローバー薬局 Home  >  ブログ  >  先週の東洋経済「薬局の正体」について。

クローバーブログ

しずおかクローバー薬局の薬剤師とスタッフがブログを綴ります

先週の東洋経済「薬局の正体」について。

病院前にはいつのまにか薬局ばかり、軒を連ねて、花屋もパン屋も喫茶室もすべて薬局になり、病院前の景観が変わってしまった。

このような現象は当地 静岡でもありました。

市立病院、日赤病院の近隣の土地を日本調剤が20年間も立地確保して、家賃を払い続けていました。

またこれに続くような薬局の出店もあり、「薬局って そんな儲かるの?」

批判を受けてることも当然です。

厚労省大臣も「病院前の景観を変えてやる」と談話を発表し、調剤薬局の報酬を削減するようになりました。

しかし、これらの政策も、規模の大きな資本力のある企業薬局においては、逆に中小薬局が閉鎖、廃業に伴い、事業拡大に一役買う状況をつくりだしています。

私ども 個人薬局では、昔から時間外、休日の対応や市販薬を通じての様々な相談は実施して参りました。いつの間にか、処方調剤が主力となりましたが、地域に住み、転勤もなく

地域社会に溶け込んでいますので、皆さまに評価されるように努めて参ります。「かかりつけ薬局」として、特別な加算が先行する事はありません。

そもそも薬局にかかるとは言わないのにかかりつけ薬局とは変な言葉です。

「行きつけ薬局」になりたいと思います。

処方調剤のメリットが問われて、その都度、薬局での服薬指導の充実ばかりが焦点になり、2年ごとの改定の度に、変な機能が増えてきています。

処方調剤は元来、処方せん発行により、必要な薬剤の情報公開をして、医師/薬剤師で薬剤を有効、安全に使用する為の事です。

この為にはどうしても 二度手間、費用が発生いたします。医院で薬剤をもらえれば一度で済み簡単ですが、手間と費用をかける事で有効性 安全性の確保ができるようになるのが本来の処方調剤です。

その結果として薬局の存在が認められる事です。

皆さまに支持頂けるような薬局になりたいと痛感しています。

2017年11月06日