お月見とくすりの関係
古代中国では、「月のうさぎは杵を持ち不老不死の薬を作っている」
お月見とは旧暦の8月15日に月を鑑賞する行事 のことです。
別名「中秋の名月」や「十五夜」とも呼ばれます。
実はこの風習、日本独自のものではなくて、今でも中秋節が盛大に祝われている中国から入ってきた文化が月見の由来となっているとの説もあります。
事実、日本において貴族の間では、中国の望月の行事に由来する観月の宴が楽しまれていました。
さて、
「月のうさぎは餅ではなく、不老不死の薬を作っている」
この伝説もやはり中国からです。
史実では、
不老不死を求めた始皇帝は、不老不死の薬を探させるために、古代中国で仙人が住むと言われていた東の海に浮かぶ蓬莱の国日本へ、側近である徐福を送ります。
しかし、徐福はすでに秦の始皇帝の中国へ見切りをつけようと考えていたので、不老不死の薬と引き換えるための宝物と健康な少年、少女を船に乗せ、日本へ到着すると宝物は資金に変え、連れてきた少年/少女と熊野にて定住した。
始皇帝へはとりあえず適当な薬を送り自らは不老不死の薬の捜索を始めました。
そうして何年もの歳月が経ったある日、徐福は、様々な薬草を混ぜ合わせることによって抜けた歯が生え変わり、白髪は黒く戻り、筋肉や臓器は一気に若さを取り戻す霊薬を発見しました。
現在でも熊野近辺には徐福の子孫が不老不死の霊薬を家伝としているかもしれません。
お月見を眺めながら、自分の成り立ちと生末を深める事ができそうです。
健康とは、失ってから気が付くものではないようにいたしたいと思います。
2018年08月30日