夏から秋へ、免疫力低下に注意。突然発症する、ヒリヒリ痛み、帯状疱疹。
今年の夏の暑さは、記録的なものでした。
ただ八月中旬以降は、猛暑日も減り蒸し暑さが残りました。
ここで、少し秋の気配を感じさせる風が吹くと、猛暑の疲れや夏バテなどが現れやすい季節になります。
突然発症する、ヒリヒリ痛み、帯状疱疹。
原因は子供の頃にほとんどすべての方が感染した、水ぼうそうウイルスです。
普段は水ぼうそうウイルスは免疫力によって活動が抑えられています。
ところが、疲れ、ストレス、環境変化、加齢などで免疫力が低下するとウイルスが活発になります。
これが、突然発症する、ヒリヒリ痛み、帯状疱疹です。
最近の傾向として、50歳以降の方の感染が増加しています。
子供数の減少、子供のワクチン接種が浸透し水ぼうそうに感染する数の減少により
大人が水ぼうそうウイルスに接する機会が減り、追加免疫を獲得しにくくなっています。
効果的な予防として、50歳を過ぎた成人にワクチン接種があります。
子供の水ぼうそうワクチンと同じものを1回、皮下接種で効果が期待できます。
帯状疱疹は感染すると20%の方は皮膚症状はきれいになっても、神経痛のようなつらい痛みが長期間続きます。
治療より予防が大切です。
90%の方は帯状疱疹ウイルスを潜伏させています。かかりつけの医師とご相談することをお勧めいたします。
2018年08月29日