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しずおかクローバー薬局の薬剤師とスタッフがブログを綴ります

夏バテ対策にビタミン!

2019年08月01日

梅雨も明け、本格的な夏がやってきました。
うだるような暑さの日が続き、夏バテ気味になっていませんか。


夏バテとは医学的な用語ではありませんが、高温多湿な日本の暑さによる体調不良の総称です。主な自覚症状としては、「疲れが取れない」「食欲がなくなる」「よく眠れない」などがあります。
高温多湿の環境の中で体温を一定に保とうと自律神経がフル稼働することで疲弊し、自律神経の乱れを引き起こすことが原因と考えられています。また、室内の空調による冷えや、暑い野外との温度差も自律神経を乱れやすくします。
気温が上がる夏は他の季節に比べてたくさん汗をかきますよね。
汗をかくと基礎代謝が上がり、発汗+基礎代謝アップで、水分のほかビタミン(特にビタミンB群)・ミネラル・タンパク質が不足しがちになります。
ビタミンB群はキノコ類・ミネラルは海藻類・タンパク質は卵や納豆などに多く含まれるので積極的に摂取していきたい食材です。
今回は、中でも疲れ知らずのからだ作りに重要なビタミン、特にビタミンB₁に注目してみていきたいと思います。

 

 
☆夏バテ対策にピッタリの栄養素として真っ先に挙げたいのが、ビタミンB₁です。
なぜかというと、炭水化物に含まれる糖質をエネルギーに変えるとともに、老廃物を代謝して、疲労を回復してくれる働きがあるからです。
また食欲増進の効果もあり、食が進まない人にオススメです。
ただし、ビタミンB₁には即効性はありません。つまり、疲れやすくなったりだるくなってから慌ててビタミン剤やドリンク剤を飲んだり、食事に気を配ってもすぐには疲労回復効果が期待できません。ビタミンB₁は、水に溶けやすいという性質があります。そのため、汗をかくことが多い夏場は消費する量が多く、不足しがちになります。
さらに、体内のアルコールを分解してくれる働きもあるので、お酒をよく飲む人は、消費量がさらに多くなります。夏になるとビールを多く飲んでしまうという人は、ビタミンB₁を多く含む食材を積極的に食べるようにしましょう。


ビタミンB₁を多く含む食品
ごま・のり・豚肉・レバー・うなぎ・牛乳・ゆで大豆・玄米
* ニンニク、ニラ、ネギなどは身体の中でビタミンB₁の利用効率を高めます。ビタミンB₁の豊富な豚肉などと一緒に調理すると効果的です!!

 
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夏はそうめんや冷や麦など炭水化物に偏った食事になりやすく、栄養バランスが崩れがちです。また、冷たいものばかりを食べ続けると胃腸の働きが弱まります。火を使う調理でキッチンに長時間立ちたくないときは、電子レンジなどの調理器具を上手に活用して温かい料理もとるようにしましょう。