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しずおかクローバー薬局の薬剤師とスタッフがブログを綴ります

食欲の秋こそ肥満対策

2019年10月01日

10月に入り、いよいよ秋めいてきました。
秋といえばやっぱり『食欲の秋』。
秋の味覚は魅力がいっぱいで、誘惑のまま食べ過ぎてしまうと肥満の原因につながります。
特にこの時期は日に日に寒くなっていくので、ついつい温かいものを食べていたら知らぬ間に体重が増えてしまったという方も多いのではないでしょうか。


ここでまず、間違いやすい肥満肥満症の違いについてお話します。
肥満とは、体に脂肪が蓄積し、体重が増加した状態の事ですが、病気ではありません。
一方で、肥満症は、肥満によって健康状態に悪影響が出ていたり、内臓脂肪が過剰に蓄積していたりする状態を指します。こちらは治療が必要です。


肥満の度合いは一般的に【BMI(Body Mass Index)】という肥満指数で判定します。この指数は肥満症の判定基準ではありませんが、日本人の場合BMIが、25以上になると生活習慣病などの症状が増えることから、BMI25以上が肥満とされます。

191001_clover.jpg

例:体重60㎏で身長160㎝の場合
  60(㎏)÷1.6(m)×1.6(m)=23.4(BMI)


肥満は高血圧、糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の原因になります。逆に言えば、肥満に基づいて起こるこれらの生活習慣病は肥満を解消するか、軽減することで改善されます。また、標準体重にまで減量する必要はなく、今の体重の5%程度減らすだけで、生活習慣病にかかるリスクが低減されるといいます。


日頃から体重が気になっている方もいらっしゃると思います。しかし、体重を減らそうと思っても、どうすればいいか迷っていますよね。そこで満腹感が長持ちし、栄養もしっかり取れる【減量のポイント】があります。

 

 

【減量のポイント】
1.ビタミンやミネラルの不足を防ぐ
  食事の量を減らしたときに不足がちなビタミンやミネラルを豊富に含む、野菜や海藻類を多めに取りましょう。


2.食物繊維をたくさんとる
  食物繊維は消化されるまでに時間がかかり、胃の中で膨らむため満腹感が持続します。野菜や穀物をたくさん取りましょう。


3.ご飯をしっかり食べる
  ご飯は、食物繊維と同じ働きをするでんぷんを豊富に含むので、パンや麺類よりも満腹感が長続きします。


4.ゆっくり食べる
  ゆっくり食事をすると10~20分ほどで血糖が上昇します。すると、その情報が脳の満腹中枢に送られ、満腹感を覚え、食欲にブレーキがかかります。逆に早食いは、ブレーキがかかる前に必要以上に食べてしまうので注意が必要です。

 

 

これら食事の改善に加え、運動量を増やすことも大切です!普段の生活の中で、意識して体を動かしましょう。