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クローバーブログ

しずおかクローバー薬局の薬剤師とスタッフがブログを綴ります

免疫

2020年06月04日

気温差が激しいこの頃ですが、体調を崩されたりはしていませんか?
新型コロナウィルスが猛威を振るい、私たちの生活様式も変わろうとしています。
これまでにヒトに感染するコロナウィルスは4種類知られており、風邪の原因の10%~15%を占める原因ウィルスとして知られていました。
また、イヌやネコ、ブタなどの動物に感染するウィルスも存在するようです。有名なのは2002年に中国広東省でコウモリのコロナウィルスがヒトに感染したと言われる『SARS』、また2012年には中東でヒトコブラクダからヒトに感染した『MERS』があります。
そして2019年12月末から中国の湖北省武漢市で発生した原因不明の肺炎は、新型のコロナウィルスが原因であることが判明しました。
新型コロナウィルスは動物からヒトに感染し、さらにヒトからヒトに感染しうることがわかっています。さらに、1人の感染者から2~3.5くらいに感染すると考えられています。


感染症のリスクを避けるためには、免疫系を整えましょう。そのためにはバランスのとれた食事がとても重要になります。

 
以下に示すのは、WHO(世界保健機構)が発表した、新型コロナウィルスに対する栄養面からの予防戦略です。

 
★毎日新鮮で加工されていない食品を食べる
・野菜、果物、ナッツ類、肉、魚、牛乳などの動物性食品を摂取する
・軽食には砂糖、脂肪、塩分の多いものではなく生野菜や新鮮な果物にする
・ビタミンが失われるため野菜や果物は手を加えすぎない


★毎日十分な量の水を飲む
・水は血液中の栄養素や諸成分を運搬し、体温調整や老廃物の除去に関わるため、毎日コップ8~10杯の水を飲む
・摂取するのは水が最適だが、紅茶やコーヒーも良い。だたし過剰なカフェイン摂取にならないよう注意


★脂肪分は適量を摂取する
・飽和脂肪酸(脂肪の多い肉、バター、ラードなど)ではなく、不飽和脂肪酸(魚、アボカド、ナッツ、オリーブオイル、ヒマワリ油、大豆)を摂取する
・加工肉は脂肪や塩分が多いため避ける
・トランス脂肪酸(加工食品、ファーストフード、フライ、冷凍ピザなど)を避ける


★塩や砂糖を控えめにする
・料理の際、塩及び塩化ナトリウム調味料(醤油、魚醤)を使い過ぎない
・1日分の塩分摂取量を5g(小さじ約1杯)未満とする
・塩分と砂糖が多い菓子など食品は避け、ソフトドリンクやソーダ、砂糖を多く含むシロップなどの摂取も制限する
・間食をとるなら甘い菓子の代わりに、新鮮な果物にする


★外食は避ける
・家で食事をすることで他人と接触する確率を抑制でき、コロナに感染する可能性が低下する
・他人との距離について、咳やくしゃみをしていない場合でも「できるだけ2メートルの距離を保持することが望ましい」

 
とアナウンスしています。

 
感染症に対するにはウィルスと戦ってくれる「自前の免疫力」の維持がとても重要になります。そして、そのシステムには「栄養状態」が大きく関係しています。栄養不足では病気への抵抗力が低下し、万が一感染した時には回復に時間が掛かってしまいます。

 
自粛生活が続き運動不足や日光浴不足になることも栄養状態に影響しています。こんな時だからこそ改めて食生活を見直し、コロナ対策を万全にしていきましょう。

 

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